「トイレの神様と、物の価値」心の豊かさとは?
2026年07月06日
2026年5月、住宅業界では“ナフサショック”の影響が広がっていました。
石油由来原料の高騰や供給不安により、トイレやユニットバス、断熱材、建材など多くの住宅資材で受注見合わせや納期遅延が発生しています。
これまで当たり前のように手に入っていた物が、急に手に入りにくくなる。
そんな現実に直面し、私たちは改めて「モノの価値」とは何かを考えさせられています。
昔「トイレの神様」という歌が話題になりました。
私たち日本人は、台所にも井戸にも、そして便所にも神様が宿ると考えていました。
もちろん、本当に神様が座っているという意味ではないでしょう。
私はそれを、モノをつくる人の想い、そして使う人が重ねていく時間や感謝の気持ちのことだと思っています。
一つのトイレにも、設計する人がいて、部品をつくる人がいて、組み立てる人がいて、運ぶ人がいて、取り付ける人がいる。
そこには多くの人の手間と技術が込められています。
便利さに慣れた時代には、壊れたら替える、古くなれば捨てる、そんな感覚もあったかもしれません。
しかし今、簡単には手に入らない現実の中で、私たちは気づき始めています。
モノは、決して“ただの物”ではないということに。もちろん家も同じです。
建てて終わりではなく、住みながら家族の思い出が刻まれ、年月とともに価値が深まっていくものです。
物価上昇や供給不安など、先行きが見えにくい時代です。
それでも、良いものを長く大切に使うという考え方は、これからますます大切になるはずです。
私たちHASI HAUSも、流行や消費だけではなく、長く愛され、時間とともに価値が増していく住まいを届けてまいります。
取締役社長 上田 公平