コラム

Ai(愛)は、楽園(ユートピア)か 失楽園(ディストピア)か

2026年08月06日

Ai(愛)は、楽園(ユートピア)か 失楽園(ディストピア)か
 最近、AIの進化が話題になることが増えました。建築の世界でも例外ではなく、設計の補助や構造計算、資料作成など、すでにAIが活躍する場面は広がっています。仕事の効率が上がり、これまで時間のかかっていた作業が短時間でできるようになる。便利な時代になったと、素直に感じます。
映画の世界では、AIの未来像として『マトリックス』や『ターミネーター』がよく語られます。人間がAIに支配される世界、あるいは脅かされる世界。少し極端ではありますが、「AIが進みすぎた先に何があるのか」という不安を表しているのかもしれません。
一方、現実のAIは、私たちの暮らしを脅かす存在というよりも、面倒なことを引き受けてくれる頼もしい存在です。建築においても、煩雑な作業をAIが支え、人は住まい手の想いや敷地条件と向き合う時間を、より多く持てるようになりつつあります。より良い住まいを考えるための道具として、AIはこれから欠かせない存在になるでしょう。
ただ、便利さが増すほど、少し考えさせられることもあります。すべてが最適化され、苦労のない住まいづくりは、本当に心地よいものなのでしょうか。敷地に悩み、予算に悩み、何度も打ち合わせを重ねる。その過程があるからこそ、完成した住まいに愛着が生まれるのではないかと思います。
AIの進化によって、人はますます楽になるかもしれません。楽園(ユートピア)のような未来を思い描くこともできるでしょう。しかし、何もかもが簡単で、苦労のない世界は、見方を変えれば少し味気ない失楽園(ディストピア)なのかもしれません。少しぐらいの不便さや大変さも含めて、住まいづくりや暮らしを楽しむ。そんな姿勢を、これからも大切にしていきたいと思います。
※以上の文章は、AIに書いてもらいました。
取締役社長 上田 公平