ある会話 その一
山々に目を移すと紅葉が始まっています。日本の四季は
世界的にも珍しく、美しさは格別と外国の方から聞いたこ
とがあります。格好の福知山盆地に住んでいながら、この
私は、この風景を毎年満喫するところまでは至っていませ
ん。どんなに素晴らしい景色が目の前に現れようとも、自
分自身に美しさを感じる心やゆとりがないと味わうことは
できません。今年こそ360度に広がるパノラマを逃さずに、
映り変わりを楽しもうと思っている橋本です。
先日、弊社で建築させていただき25年経過したお客様と
こんなお話をしました。
お客様 「今は老夫婦二人で住んでいますが、この家どう
しましょう??」
私 「どうしましょうとは、どういう意味ですか?」
お客様 「子供は都会に出て新居を構え、ここには戻らない
と言うんです。」
私 「確か、お子さんがお二人いらっしゃったのでは。」
お客様 「そうなんです、2人とも帰る気はないみたいです」
私 「お寂しいですね、でも都会で活躍されているの
なら仕方がないことかもしれませんね。」
お客様 「リフォームしようかどうか迷っているのです。子供
も帰らないのに勿体ないしね!」
私 「この家は、もちろん家族皆さんの為に建てられた
のでしょうけど、本来はご夫婦の為に建てられた
のではなかったのですか? 今まで精一杯働い
てこられて、これから夫婦の充実した生活の為に
リフォームされるのも良いのではないですか?」
お客様 「そうですね、、、、。」
このようなケースは今後、益々増えてくることでしょう。家族
が共に暮らし、共に成長してきた家は、たくさんの思い出が
詰まっていることは言うまでもありません。そんな思い出深
い家で、より快適に過ごしていただくための家づくり(リフォ
ーム)のお手伝いも、私たち住宅作りに携わる者の大切な
使命であると考えています。バリアフリーは勿論のこと、ト
イレや洗面、お風呂の温度環境の改善、収納に工夫を凝
らした開放的な住まい方など、今までのお住まいに少し手
をかけることで安全かつ健康的で快適な暮らしをご提案し
ていきたいと思います。






